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世界平和記念聖堂の欄間彫刻(Part1) 世界平和記念聖堂正面の壁面には、極めてシンプルな十字架が掲げられ、下部には、欄間型格子があり、彫刻がはめ込まれています。 この聖堂設計の基本的なコンセプトとして、「優れた日本的性格を発揮すると共に戦後日本の新しい時代に応ずる提案」が望まれ、さらに明確に、(1)日本的性格を尊重すること(2)健全なモダン・スタイルであること(3)宗教的印象を与えること(4)記念建築としての荘厳性をもつこと、が求められました。 聖堂正面の壁面は、要件を象徴的にそして充分に満たしていることを示しています。 欄間彫刻は、聖堂の外壁の素材として使われた「広島の土砂を日かげ干しして固めた灰色の煉瓦」の色と、無造作で素朴な仕上げの壁面と調和して、「抑制されたある種の華やかさ」を発揮するのに役立っています。 欄間という西洋の教会建築には見られない日本的なアイデアは、聖堂に、東洋的、寺院的雰囲気を漂わせることに貢献しています。 彫刻は、世界平和記念聖堂設計者村野藤吾の友人今井兼次によって構想され、彫刻家武石弘三郎によって模型が制作され、彫刻家円鍔勝三と坂上政克によって拡大、制作されました。 (後年日本を代
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